ニキビの治療として、抗菌薬外薬や抗菌薬内服挙げられる一方、「1日2回の洗顔」なども治療の選択肢として挙げられています。しかし、洗顔は皮膚の角の皮脂を取り除くものの、アルコールベースの洗顔料や洗いすぎは皮脂量の低下により皮膚のバリア機能を低下させ、刺激物質の作用を受けやすくなる場合があります。
一方で、先行研究の結果より、シュガースクラブを用いた洗顔は、皮膚の機械的な洗浄効果を得ながら、皮脂量の過度の低下は来たさない可能性が示唆されます。
そこで、新生児ニキビへの有効性の実証から、ニキビの多い学童期、思春期を対象に、シュガースクラブを使用した試験を実施しました。
対象:学童期・思春期(11歳〜29歳の35名)
目的:洗浄・殺菌効果の検証
期間:2009年8月〜11月
場所:H大学看護学部 母性・小児看護学実習室
実験方法:シュガースクラブでのスキンケア前後30分の水分量、弾力性、皮脂量を初回と1ヶ月間の使用後に測定。
結果:頬や顔の皮脂量が多い箇所は、スキンケア後、皮脂量が大きく低下。
1ヶ月後には「ニキビが減少した」「肌質が変わり洗顔が楽しくなった」「赤みがなくなった」などの声があり、皮膚の環境が改善されました。
シュガースクラブは、皮脂量が増加している場合は、皮脂量を減少させて皮脂量を調節することがわかりました。過剰な洗顔による脱脂は刺激皮膚炎の原因となるために、シュガースクラブのスキンケアが有効となります。
また、シュガースクラブ使用前に多数検出されていた細菌が使用後は検出されなかったことから、皮膚の細菌効果が示唆されました。
つまり、シュガースクラブの原料である砂糖の持つ相性治癒促進効果に加え、オイルコーティングによる肌の洗浄効果、皮脂量の調節からバリア機能の改善・保持の効果が期待できます。
本研究から、シュガースクラブによるスキンケアはニキビのできやすい皮脂量の多い学童期・思春期に効果があることが分かりました。
初回
冬の乾燥が気になる。
化粧品でかぶれたことがあり、目の周りに発赤ができた。
小児アトピー性皮膚炎と診断されたこともある。
1ヶ月後
シュガースクラブを使用してから肌が整って、洗顔後すぐに化粧水をつけなくてもつっぱることがなくなった。
ニキビも減り、敏感肌だったが、トラブルなく使えることができた。
肌の質感が変わって、洗顔することが楽しくなった。
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※本研究で使用しているシュガースクラブは、株式会社アビサル・ジャパン製品「シュクレ シュガーリングマッサージ」です。