ストレス


自分の症状をうまく言葉で伝えられない乳幼児にとって、かゆみは不快。
生後2ヶ月頃から情緒が発達しだし、夜泣きが始まる原因になってしまいます。
そこで、あせもやおむつかぶれ、アトピー性皮膚炎によるかゆみや、それに伴う睡眠障害などによりストレスが生じている乳幼児に対し、シュガースクラブを使用した試験を実施しました。
 
 
対象:F市の保育園に通う乳幼児 30(0-2)
 
目的:スキンケアにおける乳児のストレスに関する研究
 
1何もしない群
 
2沐浴群
 
3沐浴+シュガースクラブを使用するスキンケア群
38℃の湯に2分程入浴し、その後、シュガースクラブで軽くマッサージし、シャワーで流す簡単なスキンケア)
 
10名ずつを入浴前後10分で脈拍数、SPO2、唾液アミラーゼをモニター計測
期間:20118
結果:
1何もしない群
脈拍数、SPO2、アミラーゼに変化なし
 
2沐浴群
脈拍数、SPO2は変化なし。アミラーゼ値の前後は低下を示した
 
3沐浴+シュガースクラブを使用するスキンケア群
脈拍数、SPO2は変化なし。アミラーゼ値は有意な差で低下
 
スキンケア群の唾液アミラーゼから、ストレス値の前後比較で有意な低下が見られることから、乳児をリラックスさせ、ストレスの軽減に効果があることが分かりました。
 
 
本研究の結果では、乳児のスキンケアの重要性だけでなく、沐浴時のスキンケアによるストレスの軽減効果が示唆されました。
 
そして、乳幼児のストレス軽減は「泣き」を増長することなく、母親の育児負担の軽減にもなります。
また、肌に触れるスキンケア行為そのものが母子関係を良くする愛着形成に繋がります。

 
 
 
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※本研究では、株式会社アビサルサルジャパンの「シュクレ シュガーリングマッサージ」を保湿洗浄剤として使用しています。
※学会誌ではシュガースクラブと表記。